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外壁のメンテナンスについて(鉄筋コンクリート)

2023.08.31

現場レポート

 前回、サイディング張り外壁のメンテナンスについてお話しましたが、今回は鉄筋コンクリート造の外壁についてお話します。

 

鉄筋コンクリート造の建物は頑丈で災害にも強く、耐火性にも優れた建物です。メンテナンスは表面の塗装が劣化して色落ちしたり、タイルが浮いて剥がれたりという仕上げのメンテナンスと、目地のシーリングが切れや、コンクリートのひび割れから雨水が浸入し、内部の鉄筋を錆びさせる躯体のメンテナンスとが必要になります。表面の仕上げの劣化は、目視にて確認できるものが多く、仕上げの不具合が発覚するたびに部分的に対応することもできると思いますが、コンクリート内部のメンテナンスは目視の判断だけでは難しい場合があります。写真は鉄筋コンクリート造廊下の天井で、若干のひび割れはありましたが、打診検査の結果鉄筋の錆が多く発生し、コンクリートが浮いた状態が多数発覚した状態です。地震等外力が加わることにより、剥離して落下する可能性もあった状態です。建物を長く使用するためだけでなく、建物をご利用される関係者の安全のためにも、こういったメンテナンスは定期的に必要と考えられます。

ご所有の建物で、外壁メンテナンスが心配だが、問い合わせ先が現状無いというオーナー様におかれましては、是非弊社ビルマネジメント部にご相談ください。