コラム
木造、木構造
木造建築物とは、土台、梁、桁などの主要構造部材を木材でつくる建築物です。通常の木構造は架構式構造ともいわれ、細長い木材の組立てによる方法で、歴史的にその様式、構法に長く古い実績があります。
木造は木質の構造体が軽量で、重量に対して強度が強く耐震上は有利といえますが、部材の変形が大きく、剛体がえられない点など不利な点も多い為、建築基準法でも建物の規模に制限が設けられています。
鉄骨造
軽量で耐震性に富むという鉄の特性を活かし、建物の主要構造部を形鋼、鋼板、鋼管などの鋼材を用いて組立てる構造です。
大規模でスパン(柱と柱の距離)の大きい建物や、高層建築に採用されます。ただし、高温に弱く、腐食やたわみ、振動が大きいという弱点があります。
大規模でスパン(柱と柱の距離)の大きい建物や、高層建築に採用されます。ただし、高温に弱く、腐食やたわみ、振動が大きいという弱点があります。
鉄筋コンクリート造
中小の建物に最も多く採用されている構法です。鉄とコンクリートの性質の長所をそれぞれ活かし、組み合わせることで耐震性、耐火性に優れた性能を発揮することができます。RC造とも呼ばれますが、これは「reinforced concrete」を略したもので、「補強したコンクリート」という意味です。
鉄筋は引張り力には比較的強い反面、圧縮力に弱く、座屈(横方向にたわむこと)しやすいという弱点があります。これに対してコンクリートは圧縮力に 強く耐火性に優れていますが、引張り力には弱いという欠点があります。しかしこの二つの材質はお互いに付着する性質を持ち、温度に対する膨張係数が似てい る為、一体化して使用することでそれぞれの長所を引き出すことができるのです。
また、コンクリートというのはアルカリ性である為、コンクリートで被われた鉄筋が錆びるのを防ぐことができます。コンクリートにより火災発生時の火 炎と高温から鉄筋を守ることもできます。コンクリート造は型枠を組むことができれば自由な造形が可能ですから、多様な建築物が可能です。ただし、建物の重 量が多く、施工期間が長い点に難があります。
鉄筋は引張り力には比較的強い反面、圧縮力に弱く、座屈(横方向にたわむこと)しやすいという弱点があります。これに対してコンクリートは圧縮力に 強く耐火性に優れていますが、引張り力には弱いという欠点があります。しかしこの二つの材質はお互いに付着する性質を持ち、温度に対する膨張係数が似てい る為、一体化して使用することでそれぞれの長所を引き出すことができるのです。
また、コンクリートというのはアルカリ性である為、コンクリートで被われた鉄筋が錆びるのを防ぐことができます。コンクリートにより火災発生時の火 炎と高温から鉄筋を守ることもできます。コンクリート造は型枠を組むことができれば自由な造形が可能ですから、多様な建築物が可能です。ただし、建物の重 量が多く、施工期間が長い点に難があります。
鉄骨鉄筋コンクリート
鉄骨造は、鉄筋コンクリート造と比較してはるかに重量が軽いが、価格面では高く、火災に対して弱い。一方、鉄筋コンクリート造は、鉄骨造に比べ価格面の安 さと耐火性能の高さで優れている、この鉄骨造と鉄筋コンクリート造の利点を合わせ、耐火性能が高く、価格も安く、構造体の重量の軽減化を図った構造です。