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コラム

地鎮祭の流れについて

地鎮祭は、住宅やビルを建てる前に、その土地の神様である大地主大神(おおとこぬしのおおかみ)・氏神(うじがみ)・地域の神である産土大神(うぶすなのおおかみ)をお迎えして、工事の安全を祈願する儀式です。
地鎮祭の準備は、最近は施工会社がすべて行う場合が多いようです。事前に施工会社に確認しておくとよいでしょう。
地鎮祭に使う祭壇、お供え物なども施工会社や神主さんが準備することが多いです。

(地鎮祭当日の流れ)
最初に、当日の朝、敷地の四方に青竹を立て、縄を張ります。

神主さんが到着して、施主と簡単な挨拶、打ち合わせの後、祭壇を組み(祭壇は南向きに組むのが一般的です)、お供え物を祭壇に準備します。これも施工会社がやる場合があります。

儀式の準備が整うと、関係者を集め、神主さんから式の流れについて簡単な説明があります。礼拝の作法、玉串奉奠(たまぐしほうてん)の作法について簡単に教えてくれます。

(式の流れ)
式は、まず、参列者のお祓いから始まります。神主さんは、参列者のお祓いをすませると、祭壇に神様をお迎えし、お供え物を供え、祝詞(のりと)の奏上をはじめます。

祝詞の奏上が終わると、祭壇の供えられた、お神酒、米、塩、白紙(切木綿)を敷地の四隅にまいて、お祓いをします。

次が、鍬入れです。鍬入れは、(1)鎌→設計者、(2)鍬→施主、(3)鋤→施工者の順番で行います。ここで、施主は鍬を使って、盛砂を掘るしぐさを3回して下さい。

鍬入れが終わると、玉串奉奠の儀です。ここでは、榊の枝に神垂をつけたものを、(1)施主、(2)設計者、(3)施工者、(4)来賓の順番で神前の捧げます。

最後は、神主さんが神様をお返しした後に、参列者が神饌のお神酒をみんなで頂戴して儀式は終了です。